毎年春になると養蜂家は、南から北へと花を求めて
移動しながら“はちみつ”を採取しています。

私はハチミツ好きですので、ハチミツ専門店から買っていますが、
レンゲのハチミツが最高にいいです。

東京では八重洲口のブックセンターの屋上や
銀座パルプ会館屋上でミツバチが飼育されているのをご存じでしょうか?

ミツバチは皇居まで飛んで蜜をとってくるようです。

ところで、数年前からこれらのミツバチの大量死や、
群れごと姿を消したり、というニュースが紹介されています。

この現象は全国に被害が広がっているようです。

原因としては、農薬やウイルス・ダニ・環境の悪化などが挙がっているが、
中でも有力視されるのがネオニコチノイド系農薬だと言われています。

この農薬は、水田のカメムシ防除や松枯れ防止・シロアリ駆除剤など
幅広く使用されています。

ところで、5/24ネオニコチノイド系農薬がミツバチに有害であることを確認したとして、
欧州連合(EU)はネオニコチノイド系農薬の一部を、
今年の12月からEU全土で使用を禁止することを決定しましたが、
日本ではこの農薬が原因であるとは言えないとして、
農水省は今のところ、規制は考えていないようです。

ただ、NPO法人「ダイオキシン・環境ホルモン対策国民会議」では、
取り返しのつかない事態になる前に、少なくともイネのカメムシ防除と
松枯れ防止の空中散布は即時中止すべきだ、と訴えています。

私も同感です。

※ネオニコチノイド:
タバコに含まれる天然成分のニコチンから、人体への毒性を低減させて開発された物質。
有機リン系の化学物質に代わり、1990年代から一般家庭での殺虫剤など、
さまざまな用途に使われている。