今、読みたい本がたくさんあります。
本当は1週間に一冊ぐらいのペースで読んでいけたらいいのですが、本を読む時間もうまくとれなかったりします。中でもどうしても読みたい古本が何冊かあるのですが、多くは絶版してたりするのでなかなか本屋さんで見つかりません。そんなとき、ネットで「復刊ドットコム」なるページを見つけました。どうやら電子書籍で絶版モノを復刻させようというなかなか粋なページのようです。
ウェブサイトをチェックしてみると、確かにもう本屋さんに置いてなさそうな本で、「あ、これ読みたいなぁ」と思える本が数冊ありました。また同時に、電子媒体を通じてこんな簡単に手に入れられるようになったことに多少なりとも驚きを感じました。
そういえば以前、ある音楽ライターの話を聞いたことがあるのですが、『音楽メディアがLPからCDにかわった事は、たしかに時代の流れを考えると必然であるかもしれないが、音楽の持つ原始的な魅力が一つ失われたような気がしてならない...』みたいなコメントを出していたのを思い出しました。音楽媒体はすっかりデジタル化が進み、今やレコードはマニアの世界でしか生き残れないものになっています。
そして今、本も紙から電子媒体に切り替わろうとしています。
電子書籍は、その利便性以外にも、作家側にとってもメリットがあるようで、これまで従来の印刷、製本、配送などの手間が不要になるので、原則個人でも作品の配信はできるようになり、結果、作家自身の報酬が増えることになるからというのがその理由のようです。これには出版社側もかなりの危機感をもたれていることでしょう。
本は日当たりの良い公園なんかで、紙をめくりながらゆっくり読むのが最高と思いますが、それもいずれはパソコンなどの電子デバイスに変わる日がそう遠くないかもしれませんね。
もし大事な本のデータがある日突然消えてしまったらどうしよう・・・とか、つい考えてしまいますが・・・。アナログ派なもので。