パリで生まれ、街の風景ばかりを描いた画家
【モーリス・ユトリロ】展を観てきました。

私生児として生まれ、母親の奔放な性格で十分な愛を受けられず、
その寂しさから幼少期より飲酒を覚え、
生涯を通してアルコール依存症に苦しんだ。

治療のために絵画制作をはじめた「モンマニーの時代」、
作品が売れ始めた「白の時代」、「色彩の時代」
母はユトリロの絵を売った財産で贅沢な暮らしを得て、
晩年はユトリロに安いワインを与えながら
家に閉じ込めたまま、絵の制作を続けさせたと言われている。

そんな人生背景を思いながら作品を観ると、苦しみと諦めが伝わってきます。

たまには絵画鑑賞もいいものです(^^